水科学リテラシー

本郷で冬学期に開講している「水圏環境学」では、毎年下記の課題を出しています。分かる人が見れば、これらは全て科学リテラシーにつながる問題です。
昨年度は4分の3について、よく学部生でここまで考えると感心しました。今年度はほぼ全員、科学リテラシーにつながることを喝破していました。しかもこれまで選ばれていなかった「ヨシによる水質浄化」を選んだ学生が2名もいて、うち1名は私が数年間考えてたどりついた結論と全く同じ結論を書いていてビックリしました(私の論文ではまだ書いていない要因も説明していたので、論文を見たからではありません)。
「水循環学」というタイトルで行った講義も含めれば、本郷での講義は8年目になると思います。年々、学生さんの知識や関心のレベルが高くなっていて、日本の水環境の将来にとって頼もしいばかりです。ここまで分かっているなら今年はこれについても説明しよう!と、講義準備もますます楽しくなります。
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次の項目からひとつを選び、内容の概要、科学的な根拠(もしくはそう主張されていること)、それに対する各自の見解、を11ポイントでA4用紙2枚以上のレポートを提出しなさい。図やグラフをいれても構いません。
水からの伝言
マイナスイオン
・○○クラスター水
ホメオパシー
・EM菌による河川浄化
アサザによる湖沼の水質浄化
・ヨシによる湖沼の水質浄化