イルクーツク観光

イカル調査から帰ったらサンプル輸出の手続きなどでおみやげを買う時間も無いからと、13日(日)はT先生の研究室の若手研究者3名がイルクーツク観光に連れ行ってくれました。
どうやら私の趣味をT先生は見抜いていたらしく、最初に案内してくれたのが蜂蜜業者の野外市場。20種類近くの蜂蜜の中で、写真手前にある4つの容器は、蜂蜜にしては異様に白っぽく見えると思います。案内してくれた方によると、「Honey milk」と呼ぶ、蜂蜜とは別に、ハチが子どもを育てる時に分泌するものを蜂蜜に混ぜているそうです。試食したら全然蜂蜜と違う味で、こくががあっておいしかったので、即購入しました。この他にも野生の蜂の蜂蜜もあって、ちょっと苦味がある独特の味でした。

下の写真はロシア革命の時、この通りを挟んで赤軍と白軍が対峙していたことを示すモニュメントです。ロシアの歴史とか古い建造物に関心があることも見抜かれていたようです。

1781年に建てられたイルクーツクで最も古い木造建造物です。国が管理しているそうですが、見ての通り荒れ果てています。ずいぶん太い材木が使われていました。

アンガラ川湖岸に2011年に建てられたコサック像です。もともとイルクーツクはコサックが1661年に造ったのが始まりなのだそうです。「350年経ってようやく、真の設立者の記念碑が建った」のだそうです。

川岸の欄干には、イタリアのLecceのコロセウムで見たのと同じように、鍵がつけられていました。下の写真は、新婚記念に特注された製品なのだそうです。日本ではまだこういった光景は見ていませんが、そのうちはやり出すかもしれませんね。

本日から8日間、バイカル湖の調査です。