ベニスのドゥカーレ宮殿内部は有料ですが見学できて、もともと宮殿にあったものだけでなく、中世に使用された鎧や剣なども展示されています。いろんな観点から楽しめる場所でしたが、ここではベニスの発展という観点から撮ってきた写真をご紹介します。
下のライオンの絵には、ベニス形成初期の様子が描かれています。
足下を拡大すると、いくつかの小さな集落が点在しています。
下の写真では、点在していた集落がまとまりつつあります。
これは16世紀頃に描かれた絵です。干拓により大きな広場があります。
同じ16世紀に描かれた絵です。敵から攻め込まれないようにラグーンに移り住んだにも関わらず、やっぱり外敵に襲われていました。この絵はVenetian victory over Hungariansとのタイトルでした。
ナポレオンに制服されるまで千年も共和国として独立を保ってきたベニス。モーゼプロジェクトみたいな大胆な高潮対策を実行した背景には、この地域の人達の気質もあるのかもしれないと思いました。
