4月5日付け記事でも報告したバイカル湖での異変について、富栄養化や化学物質など周辺からの流入が主な原因とTimoshkin博士が主張していたのに対して、温暖化が原因との説が根強くありました。温暖化であれば、対策を取らないでよい(取りようが無い)とか、ロシア側に責任はない、などの事情があったようです。
しかしTimoshkin博士らの論文発表やマスメディアでの勇気ある発言によって、ついに政府が新たな下水処理場建設の予算をつけたと、Timoshkin博士からメールがありました。
一度変質した環境が元に戻るのは容易ではありませんが、まずは大きな第一歩です。