バイカル湖のマイクロプラスチックを牛が除去するとしたら?

マイクロプラスチックが世界的な問題になっていますが、牛の胃でマイクロプラスチックが分解されるとの論文が下記記事で紹介されていました。牛の胃からは温暖化ガスのメタンが出ると指摘されているのですが、こんないいこともしてるんだョ、という感じでした。文中にオリジナルの論文もリンクされていました。

実は最近、バイカル湖表層水のマイクロプラスチック濃度を調べた報告が受理されたのですが、「そのお祝いに。(原文:To celebrate, I am sending you this article:  "Microbes in cow stomachs can decompose plastic"  )」と、筆頭著者の友人がリンクを送ってきたのでした(どこが「お祝い」やら。。。)。
それを見たロシア人共著者が、「我々の結果から、バイカル湖表層水のマイクロプラスチックを牛に分解してもらうには、何頭必要かわかる?」とメール。友人は即座に原典と、牛1頭が1日に飲む水の量をネットで調べて、「4200億頭の牛がバイカル湖の水を1年間飲み続ける必要があるとの結果になった( If my math is correct, it would take 420 billion cows drinking for a year to drain L. Baikal !!!  (Assumes one cow drinks 150 liters/day; found on the internet!))。」と回答してくれました。
世界遺産であるバイカル湖がこれ以上マイクロプラスチックに汚染されないよう、当局には下水処理やゴミ処理などを、より効果的に進めていただきたいです。