このブログで時々書いているように、1990年代以降、全国の富栄養化湖沼でユスリカの大発生が見られなくなった原因は、ネオニコチノイド系農薬ではないかと考えています。
バイカル湖の断層崖になっていて周辺に人が住んでいない場所は農薬の影響は極めて少ないと考えられますが、そういう環境では虫が崖をおおっていました。
虫の群を拡大したのが下の写真です。
集落からの流入河川が流れ混むところでも、渚の礫をひっくり返すと虫が隠れていました。
実家のあった寝屋川市でも、昔はハエや蚊やユスリカがわんさかいました。今の異様に虫がいない環境しか知らない子供達は、それが自然な状態だと思い込んでしまうのではないかと心配です。