異次元のシクラメン

2012年に購入した鉢植えのシクラメンが、室内で育てていたらいつまで経っても休眠せず、7月に14本も花をつけてしまいました(2012年7月6日記事)。
これはシクラメンにとってよくないだろうと、より自然な状態で暮らせるよう地植えにしたのですが、昨年再び真夏に花をつけてしまいました。寒さに弱い(本当は暑さにも弱いはずの)シクラメンなので、夏に花つけて体力使ったら冬を越せないのではないかと心配してましたが、決して暖かくは無かった冬も元気に過ごし、4月になってますます旺盛に花をつけています。

ミニシクラメン、もしくはガーデンシクラメンはみなこれほど旺盛に育つかと言えば、決してそうではないようです。たとえば「シクラメンの育て方.net」には、シクラメンを地植えで育てるのがいかに大変かいろいろ書かれています。
また開花も11月から4月であって、真夏に咲くとの情報はありませんでした(例えばヤサシイエンゲイ)。
このシクラメンの翌々年に買った赤と白の斑入りのミニシクラメンも、隣に植えたら同じように生長して開花しているので、門の前のこの場所の環境が、ミニシクラメンにはよほど合っているようです。園芸品種でさえこれほどの例外があるので、野生生物だと場所によって全く異なる様相を呈して当たり前なのかもしれません。同じ種類は同じ性質との思い込みは慎もうと思いました。