飼い犬にはどっさり服薬

毒と薬は紙一重なので極力服薬したくないと6月10日記事で書いたばかりですが、柴犬のクリは歳を重ねるにつれてアトピーがひどくなり、今朝はとうとう耳の後ろをかきむしり過ぎて、左耳は出血、右耳も毛が薄くなってしまいました。

以前からアトピーということは分かっていたので、食物にアレルゲンがないか血液検査もしたのですがどれも陰性で、おそらく環境(カビ、マイクロサイズのも含むダニ、その他)因子なので原因が分かっても除去は無理でしょうと獣医さんに言われていました。それで獣医さんのお勧めはかゆみ感覚をブロックする薬の服薬だったのですが、服薬はちょっと。。と今日まで先延ばしにしていました。
さすがに出血するほどかきむしると化膿の危険もあるので受診したら、かゆみブロック薬に加えて化膿止めにと抗生物質、ついでにダニの可能性を減らすためと抗ダニ薬と、一気に薬漬けになってしまいました。
人間のアトピーは加齢とともに症状が緩和することが多いのですが、犬はそういうことは無いそうで、かゆがらないときは薬を止めるくらいしかないそうです。
獣医さんによると、ご自身がインターンの頃までは柴犬にアトピーはほとんどなかったそうです。1990年代に柴犬のブリーダーが増え、多少アレルギーがある犬でも繁殖させたりして一気に広まった気がするとのことでした。人間の金銭欲のためにアトピー柴犬が増えたのだとしたら、悲しいことです。