石は美しく森羅万象を語る

私は花も好きですが、石も大好きです。
石は花と違ってスケール毎に異なる楽しみ方ができます。
節理や奇岩などの風景スケール、床材や壁材スケール(国会議事堂がお勧めですが、街歩きでも楽しめます)、石拾いで楽しむスケール、宝石スケール(電灯と日光で色が変わるアレクサンドライトなんて、奇跡としか思えません)など。
ここまでは石(鉱物)をそのまま見るだけで楽しめますが、地学の専門家はさらに、薄片といって岩石が透けるほど薄く平らに研磨して、偏光顕微鏡で観察して楽しんでます。これがまた、どう形容すればいいかわからないくらい美しいのです。
つくば市にある地質標本館では、その薄片写真をコースターにしたグッズを販売しています。下の写真は緑簾石(りょくれんせき、epidote)の薄片をコースターにしたもので、円の実際の直径は2mmです。色鮮やかな結晶は、火山岩の割れ目の中で高温の熱水から晶出したものです。
この美しい結晶から、地球の歴史を読み解けるのが、地学の醍醐味のひとつです。地学は私達が生きている間に見ることができない、体験することができない世界を明らかにできます。

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☆地質標本館では他にも様々なジオグッズを揃えています。詳しくは下記をご覧ください。

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