5年ぶりの修士

2016年10月14日記事「崩れゆく東大」に記した事情で、陸水研では2014年度から学生ゼロを通してきました。最近になって、日本と対立している国の学生なら、いざとなったときに大使館に訴えてくれるだろうと思うようになり、中国人学生さんを受け入れることにしました。
1年間研究生をしてもらって、陸水研の分析機器を使った研究ができると判断し、昨日の入試も合格、10月から5年ぶりの修士学生さんとなります。その学生・H君は、香害として問題になっている柔軟剤の香料が入ったマクロカプセルの水環境での挙動を解明する予定です。ネオニコチノイドとマイクロカプセルは、表流水を水道水源にし、かつその水道水を飲用にしている日本では絶対に使ってはならない物質だと思っていて、成果を期待しています。