カボチャいろいろ

手間いらずで育てられてコスパがよい、家庭菜園向け野菜のベストを挙げるとすれば、冬野菜はブロッコリー、夏野菜はカボチャだと思います。国産無農薬のブロッコリーは1束300円はしますし、カボチャは500円以上はします。苗は近所のホームセンターでここ数年ずっと200~300円です。
2018年は、たまたま購入した「すいーとキンちゃん」が豊作でした。

味をしめて昨年は2本植えたのですが、2本ともウリハムシにたかられて勢いがなく、結局、1苗1個しか実がなりませんでした。
そこで今年は末尾に記した4品種を1本づつ植えて、ウリハムシは毎朝テデトール(=手づかみして潰す)し、どれが我が家の庭にあった品種が実験してみました。意外にも、4品種とも元気に育ちました。
ところが、せっかく雌花が咲いても同種の雄花が咲いていないというトラブルが発生!仕方なく5月27日に咲いた「えびす」の雌花には、「特濃こふき」の雄花で受粉させました。似たタイプ同士だったからか、現時点まで順調に育っています。

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6月11日には「特濃こふき」の雌花に「すいーとキンちゃん」の雄花で受粉。緑皮のカボチャに赤皮は無理があったらしく、成長が遅いなぁとみているうちに、今日はダンゴムシにやられてました。

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6月14日はロロンの雌花に雄花を受粉できました。以後はどの種も雌花が咲くときには雄花が複数咲くので、同種どうしで受粉できています。それにしても2kgにも達するというロロンは、さすがの成長速度です。

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今年はそれぞれの種をとっておいて、来年度以降は苗を買わないでもカボチャが育てられる体制にトライしようと思っています。

(追伸)
今年植えた4種のカボチャ!
すいーとキンちゃん
煮るとほくほくの食感と栗きんとんのような甘みが楽しめる赤色のカボチャ。病気に強く手間がかからず、無農薬栽培も可能。開花後45日で収穫。

特濃こふき
ホクホク感・甘さ・舌触り、全てが上質。「こふき」よりワンサイズ小さく、定植後の栽培初期は節間長がやや詰まり、ツルの長さが短めで育てやすい。皮は黒色に近く果肉はオレンジに近い黄色で貯蔵しても退色しにくい。開花後45~50日で収穫。

えびす
日本でカボチャと言えば、まずこれ。1kg程度の大きさで横幅のある丸形、日本全国で安定して収穫できる。追熟することで甘味が増すため旬は夏からの収穫後、秋から冬にかけて。開花後45~50日で収穫。

ロロン
ラクビーボール形の濃緑のカボチャで1.8~2kg程度の大玉になる。甘みが強くスイーツに向く。開花後45~50日で収穫。