フェーズチェンジ

発生当初は謎だらけだった新型コロナウイルスですが、最近になってマスクの効果が思いの外大きいことが分かってきました。
私はかなり初期に、マスクの効果はかなり大きいと思っていました。札幌で雪祭り後に爆発的に感染が広がったからです。下記は3月27日にツイッターに投稿した記事です。

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ところが現在、北海道での感染が再び深刻化しています。当然ながら、花粉症患者が少ない北海道でも、今ではマスクを着用しています。ということはマスク以外の要素も北海道ではかなり影響があるということで、その要素として「換気」が指摘されています。寒くなったので、換気が十分にできなくなってきているそうです。
換気という要素から東京のケースを見ると、8月に1日当たり感染者数が第二波で最大だったのは、もしかしたら換気が十分でなかったこともあるかと思います。毎日40℃近い猛暑だった今年の夏。ご家庭でも、夜は窓を閉めてエアコンをつけっぱなしにして休んでいたことでしょう。
今日も関東地方は過ごしやすい陽気です。うちは高気密高断熱の床暖房住宅で、窓を閉め切ると室内は30℃以上になってしまうので、カエルと熱帯植物がいる部屋以外は窓を全開放してます。しかし冬は確実にやってきます。そして家庭からの感染がかなりの割合を占めるようになってしまった現段階では、こまめな検査で無症状の家族を早めに隔離しない限り、寒さで換気が不十分になった家庭内での感染の広がりは避けられないでしょう。
冬の感染拡大は、首都圏では恐らく第一波、第二波とは比べものにならないと想像します。その最中にセンター試験ということになりそうです。何があっても強行するんでしょうね。試験監督にかりだされた教員が感染したら、労災扱いになるのでしょうか?