研究を続ける卒業生

産総研から東大に移動し陸水研を立ち上げてから、15年が経ちました。
その間に修士・博士卒業生やポスドクで在籍した方のうち1名が教授、2名が准教授、1名が講師として大学で活躍しています。
また民間研究所の副所長と国立研究所の主任研究官が1名づついます。民間の研究所で「この若さで課長に抜擢されて大変です。。」なんてメールが来た卒業生もいるので、私が把握していないだけで、研究を続けている卒業生が他にもいるかもしれません。
陸水研では「陸水に関わることなら、やりたいこと何でもテーマにしていいよ。」と言って指導してきました。おかげで私が知らない分野で研究した学生もいてフォローするのが大変でしたが、学生さん達は楽しく研究できたのではないかと思います。それほど卒業生が多いわけではないのに結構な数で研究者になっているのは、そのためじゃないかと思います。
定年まで来年度を含め3年度となりました。
博士の学生さんは来年度4月入学で最後、修士は再来年度4月入学で最後になります。
あと何人陸水研に進学して、陸水学の観点から研究を続けるのかなぁ。。。なんて、陸水学の大先輩だった西條八束先生が描かれた絵(ご遺族からいただきました)を見ながら思ったりします。