墜落時にどこなら助かるか?

21時頃、家事のBGMにテレビをつけたら1985年に起こった日本航空123便墜落事故を再現した映像が流れてました。

フライト中の機体の状況も動画で再現されていて、最後まで見てしまいました。「ある事」にこだわってきたからです。
乗客乗員524名のうち死亡者数は520名、生存者は4名。生存者は全員、機体の後部に座っていました。この事故は当時、新聞やテレビで詳細に報道されていました。生存者全員が後部座席だったことから「飛行機は後部の方が安全」という解説も一部流れていて、私自身も「墜落するときは前から衝突するか落ちるだろうから、後部が安全」とこの番組を見るまで信じ込んでいて、座席は必ず後部を指定してきました。後部だと到着時に機外に出るのが最後で、時にはそのために、つくば直行バスに乗り遅れたりしてました。
今日のテレビで初めて、123便は前方から突っ込んだのではなく、生存者が後部座席だったのは、後部が分離して滑落する感じで山に当たった為だったことが分かりました。念のためウィキペディアで「日本航空123便墜落事故」を調べたら、同様に書かれていました。
番組ではさらに、123便同様にすべての油圧操縦系統が機能しなくなったユナイテッド航空232便の事故も紹介していました。日航機墜落事故を受けて、アメリカの航空会社でも、すべての油圧操縦系統が機能しなくなった場合にどう操縦するか検討していたパイロットがいました。その人がたまたま事故機に乗っていてエンジン操作だけで上昇・下降、右折・左折を制御する方法を身につけていて、何とか滑走路まではたどりつきました。詳細はウィキペディア「ユナイテッド航空232便不時着事故」に書かれています。
番組で再現画像や実際の映像が流れていましたが、このときも着陸時に制御不能となり、前からではなく横転して着地しました。結果、乗客乗員296人のうち112人が死亡しましたが、操縦していたパイロットは無事でした。つまり機体の前が危険ということでは全く無い、ということです。
今後は翼で視界がさえぎられないよう、翼より前の窓側(国内の場合)を予約することにします。。