テレビのニュースで「ハマス投降映像」なるものが紹介されていて、一部テレビ局は真偽を疑うコメントをしていました。その理由として、下着姿で銃をかざして供出する男性が映っていて「下着になる以前に銃は見つかっているはずだ。」とのことでした。
私は銃を運ぶ男性だけでなく、投降者の中にいわゆる「ビール腹」の男性が数人いたことに違和感を感じました。イスラエルに爆撃された被害者を救おうとかけつけているガザ地区の成人男性達は、みなどちらかというとヤセ型でした。子供達もやせています。
ハマスも同じガザ地区にいるのですから、外部からの食糧供給は乏しいはずです。戦闘が始まって2ヶ月も経っていますから、それまでに地下トンネルに備蓄していたとしても、ビール腹を維持するほど蓄えていたとは思えません。
投降者とされる男性達は、着の身着のままで逃げないでも済んだ、比較的安全だった地区から連れてきたのではないかと思いました。
投降映像がネタニヤフ側の捏造だったとしたら、ネタニヤフ側はかなり追い込まれていて正常な判断ができなくなっているのでしょうか。
たとえば12月になってからアメリカはトルコに対し、ハマスとロシアへの支援停止を要請したそうです。ということはこの時点でまだ、ハマスには資金確保ルートが存在していることになります。
米、トルコにハマスとロシア支援停止を要請 | The Wall Street Journal発 | ダイヤモンド・オンライン
こんな要請してエルドアンが聞き入れるハズないだろうと思いましたが、案の定、エルドアンはハマス支持を表明しています。またこの記事ではイスラエルがスペインやベルギーにも反発している様子が描かれていました。
この2ヶ月ガザ地区で起こっていることを見て、イスラエル(とアメリカなど)に嫌悪感を抱くようになった人は、世界中で増加していることでしょう。日本では神宮外苑再開発問題ほど、著名人が反対運動に参加したなどのニュースを耳にしませんが。。