ニホンミツバチは餌場に縄張りを張る?

ニホンミツバチがローズマリーの蜜を吸うと、背中が花粉で真っ白になります。
2022年はお二方から1群づついただいて2群飼っていたのですが、ローズマリーで背中を白くした蜂は一方の群しかいませんでした。この群は無事越冬したのですが、もう1群はアカリンダニで崩壊しました。
2023年は越冬した群と、8月から勝手に巣箱に入った群の2群がいました。背中が白い蜂はやはり1群でしか見られず、昨年もローズマリーを運んでいた群です。8月入居群は2段、ローズマリー花粉群は4段で、圧倒的に大きい群でした。
その群が2024年4月に崩壊したのですが、昨年はローズマリーに行ってなかった8月入居群が、白い花粉をつけて戻るようになりました。この群が4月25日に分蜂し、元の女王はわずかの働き蜂を連れて別の箱に入居しました。別の巣箱とは言えもともと一緒にいた働きバチなので、両方の群がローズマリーを利用すると思いきや、元の箱に残った新女王の群だけがローズマリーを利用していました。さらには新女王の働きバチは分蜂した元の女王の群よりも、色で比べる限り、持ち込む花粉の種類が多様です。
以上の経験から、「同じ行動圏にいるニホンミツバチは蜜源・花粉源に縄張りを形成し、より強い群は花数が少ない蜜源・花粉源を独占し、より弱い群は強い群の取りこぼしが多い樹木など、花数が多いところから蜜・花粉を得ている。」との仮説を思いつきました。だとすると自宅で飼育できるニホンミツバチは、2~3群が限度なのかもしれません。
ネットで「ニホンミツバチ なわばり」で検索したのですが、ニホンミツバチが餌場に縄張りを張るとの仮説は見当たりませんでした。研究例があれば教えて下さい。