もともと好奇心旺盛だからいろんなことに興味を持ってしまうし、口頭発表したらそれで安心しちゃって論文書かなくなりそうだったから(だって論文書いているよりフィールドで現象を眺めていろいろ考える方がずっと楽しい!)、口頭発表する暇があったら論文を書くこと、という方針でやってきました。理系研究者にとっての成果とは、第一に、学術誌に掲載された論文ですから。
ですので学会発表は意外と少なく、面白いフィールドが近い会場とか海外の国際学会とか、不純な動機があるときだけ発表してましたし、「この方々からこんなお話をお聞きしたい」と課題講演やシンポジウムを企画して自分は趣旨説明程度の発表をするとかがほとんどでした。「誌上発表>口頭発表」はいつしか、自分のアクティビティの目安になっていました。
転職して、この目安が下手すると崩れることに気づきました。学生さんの口頭発表の数だけ指導教員の私との共著が増えるわけで、年に5〜10本は増えていくわけです。方や論文の方は、共著も含めて現在投稿中は3本しかない。誌上発表>口頭発表の構図を維持するには、年10本投稿を目指さなければ。。。
目安というのは、崩れちゃうとトコトン崩れちゃうので、今が頑張り時。
PS:学生さんも誌上発表>口頭発表に徹してくだされば、私は頑張らないで済む?