世界同時食糧危機−アメリカ頼みの“食”が破綻する

ニュースが流れない日はない金融危機。それに勝るとも劣らないくらい深刻に私が考えているのが、世界各地で同時多発的に起こっている食糧危機です。日本における財政破綻と低レベルの食糧・エネルギー自給率。私たちの世代でこの問題解決に向けて国を変えないと、子供達の世代ではどうしようもない状況になっていると思います。
下記は先日放送されたNHKスペシャル世界同時食糧危機 第1回 アメリカ頼みの“食”が破綻する」のホームページでの要約です。

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今年、世界各地で同時多発的に食糧危機が起きている。危機は貧困層だけでなく中間層まで広がっている。日本でも食品の値上げが相次ぎ、えさ代の高騰で畜産業などには深刻な影響が出ている。なぜこんなことになったのか。その実態と原因を見ていくと、戦後世界に広がった「アメリカ中心の食糧供給システム」が破綻の危機にあることに行き当たる。
戦後アメリカ中西部の穀倉地帯の農家たちは余剰穀物の輸出を強力に推し進めてきた。穀物メジャーなどが加盟する農業団体は、政府に貿易障壁の撤廃を働きかける一方、日本をはじめ世界各地の国々に対し、安価なアメリカ産穀物を大量に消費する食生活や農業の普及を働きかけた。
一方各国では食の「アメリカ依存」を進めた結果、食糧自給率が低下。そのつけが今、一気に押し寄せているのだ。
食糧自給率を40パーセントにまで下げた日本、肉食の進行などで穀物輸入国に転落しつつある中国、世界でも食糧危機が最も深刻な中米エルサルバドルなど、食糧危機に直面している各国の現状、そして穀物メジャーアメリカの農家の側の思惑などを多角的に取材。危機の本質を明らかにしていく。

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もう再放送も終わりましたが、You Tubeでみら れるようです。。
http://jp.youtube.com/results?search_query=世界同時食糧危機&search_type=&aq=f

あるいは
http://jp.youtube.com/
で「世界同時食糧危機」で検索してください。