奨学金制度

陸水研には絵に描いたような苦学生がいて、結構ハードなバイトと研究を両立させています。私も学生時代は相当荒稼ぎしましたが(1日にバイト3つはしご、くらいもあった。。。)、オートピペットや冷凍庫から自費で購入しなければならなかった学科だったからで、生活の為ではありませんでした。うちの苦学生は下手すると光熱費も出ないくらい生活が大変なようで、どうしたものかと思います。
解決法として奨学金を考えました。
経済的援助が必要な陸水研の学生には、毎月5万円を無利子で貸与する。返済は就職後、毎月1万円づつ10年間。これだと、奨学金受給者が5人卒業すれば、あとは自動的に年間1名に支給できます。5人卒業するまでに必要な資金は600万円。学生時代にバイトで稼いでいた額を考えると、その気になればサイドワークで作れない額ではないと思います。
ただし大学がサイドワークをどれくらい規制しているかという問題と、うちの研究室に進学するものだけを私が支給するのは、専攻内・学内で不公平という反論がでてきそうです。
ですので、かなり悠長な話ですが、定年まで寿命があって、かつ私が考えている陸水学をどこかで引き継いでくれる研究者がいれば、その方の研究室に引退後に上記のような奨学金制度を提案して私がその制度を仕切る、という案をとりあえず考えました(それが陸水研出身者だと理想的かも)。
上記はあまりに悠長な案なので、もう少し短期に実現できる策を、頭のどこかでいつも考えていようと思います。