手賀沼流域の面源負荷

19日午後は手賀沼に関する千葉県レベルの委員会にでてました。
手賀沼の汚濁負荷のうち、これから減らせる可能性がある候補のひとつとして面源を考えていると県から説明があったので、帰宅してから昨年のM2二人の成果を関係する研究員の方にお送りしました。
ひとつは土地利用と手賀沼流入河川水の主要イオン濃度との関係を主成分分析などを使って議論したもので、既にLimnology誌で公表されています。
もうひとつは手賀沼流入河川のフラッシュアウト(降雨初期に、それまでに蓄積した負荷が一気に流出して、濃度のピークが見られる現象)に関するもので、雨だ!台風だ!と聞くと勇んで調査にでて、私の心労の種だった学生さんの労作です。これは投稿論文になっていないので(卒業後は登山三昧で、まとめるどころではないらしい。。。^^;)、修士論文の結果の部分だけお送りしました。望ましいのは誰でもアクセスできるよう専門誌に掲載することですが、こんな形でも役立つのは嬉しいことです。