18日の記事で、陸水研進学希望者は春休みなどで上京する機会などありましたら相談に来て下さいと書きました。
関連して、私の研究室に進学するには新領域創成科学研究科自然環境学専攻を受験するのと、理学系研究科地球惑星科学専攻を受験するのと、二つの選択肢があります。
新領域ですと環境学修士、環境学博士の学位になります。修士で農学系の科目も受講することになります。陸水学の研究で使う分析機器はほとんどなく、実験室も1スパンしかないので、学生さんは前職の産総研か、共同研究者の先生のところに通って研究しています。図書も本郷ほど充実していません。メリットは先輩がいること、私と相談する機会が多いことと、地球科学以外の学生さん(農学系、工学系)との交流ができることなどです。
地球惑星ですと理学修士、理学博士の学位になります。必修科目は地球科学だけです。分析機器や図書類は新領域よりはるかに充実しているハズです。デメリットは今のところ先輩がいないこと、講義と分析などは本郷でするにしても、ゼミは週1回、柏に通う必要があることです(北千住あたりに住めば、どちらにも行きやすいです)。柏でのゼミを単位に認めてもらえるのかどうかは、まだ指導経験がないので不確定要素です。
ご自身の進みたい方向や試験対策を考えて、どちらで受験した方がよいかご相談しましょう。