研究動向調査

面白いテーマが見つかったら、まずは関連研究の動向調査をします。
一番初めにすることは、ISIなどでキーワードを使って最新の関連文献を10本以上眺める作業。このときは普段と読み方が違って、アブストとイントロ重視。特にイントロはきちんと読んで、その分野で古典とされている文献のあたりをつけます。
最近の文献でだいたいの方向がわかっても安心しないで、その「古典」を引用している文献をざっと見てみます。すると、最近はあまり論文がでていなくても、数年前まではまとまって出ていた、というネタが見つかることがあります。
次に、では国内ではどうなんでしょうねということで、Ciniiで一応検索します。でもこれで安心してはいけなくって、まだ論文になっていないけれど誰かが同じようなことを考えているかもしれない、ということがあります。
こんなときキーワードですべてのコンテンツを調べると、ど〜でもいい、もしくは成果がまだないものまで検索にかかってしまいます。それで私は「画像」に絞って検索しています。ある程度結果がでている研究者・組織だと、それを画像に載せていることがあります。でてきた画像を眺めれば、その人たちが私が考えている線と一致しているかどうか、20画像くらいはいっぺんに判断できますから、すごく効率的です。
もちろん英語でも同じ手は使えますが、どうせ後で英語で自分がイントロ書かなきゃいけないのだから、先にも書いたようにISIで国際誌を調べて文章を読む方が、流れを追うこともできて二度手間になりません。画像で検索するテクが有利なのは、なので、日本語で書かれている仕事を調べるときだけかなと思います。