老後も研究を続ける上でネックになるのが文献

日本は超高齢化社会に突入するわけですが、88歳で亡くなる直前まで後鰓類分類の研究を続けておられた濱谷巌先生や、亡くなった後に最後の論文が印刷になった西條八束先生などの先達のように、これからは引退後も研究を続ける方が増えると思います。
その時にネックになるのが文献検索や複写(ダウンロード)で、今はほとんどがオンライン化しているとは言え、無料でオープンになっているものは限定されています。このため、引退された方に限らず、地環研の方が研究をされる際にもハードルになっています。それで、学会等が会員サービスとして文献検索やダウンロードの一括契約をしたらいいのにと常々考えています。
今のところそんなサービスを提供している学会を聞いたことがないのですが、少子高齢化で学生会員や一般会員が減少する中、シニア世代を対象にした戦略を考えないと会員数減少により破綻する可能性もあるので、いずれはどこかの学会が真剣に検討するのではないかと期待しています。あるいはResearch GateやAcademiaが浸透して、ほとんどの文献が無料でアクセスできる状況になってほしいところです。