化学物質問題市民研究会のニュースレター「ピコ通信」127号から今回は「農水省/有機リン系農薬の評価及び試験方法の開発調査事業推進検討委員会 今年度の調査結果がまとまる」との記事から最後の4段落を抜粋します。「抜粋」というのは、この方の文章はいつもわかりやすく説得力があって、私が下手にまとめるよりも、そのまま読んでいただく方がインパクトが大きいと思うからです。
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「散布された有機リン農薬の大気環境中の動態を調査し、農薬による曝露量を的確に把握して、有機リン系農薬のリスク管理措置の基礎資料とすること」を目的として、これらの調査は多額のお金を使って来年度も行われるようです。
調査結果から見えてくるのは、風下側で多く検出されるとか、蒸気圧が高い農薬のほうが気中濃度が高いとか、自明の理のようなことばかりです。
何年か、このようなあまり意味のない調査を農林水産航空協会に続けさせて(儲けさせて)、結局、曝露量は心配するようなレベルではないことが分かったから、有機リンについて新たな対策は必要ないという結論が用意されているのではと考えるのは、“勘ぐり過ぎ”でしょうか。
農水省の天下り機関であり、農薬使用推進事業体である農林水産航空協会が実施する調査にも、信頼がおけません。