教員の心構え

30日は息子が通っている高校の地区父母会の新入生歓迎会、総会、教員をお招きしての懇談会と、全日PTA活動でした。この1年間、役員として本当は会計をやっているハズだったのですが全く役立たずだったことから、最後のお務めで総会と懇談会の司会を担当しました。大役が終わってやれやれです。
懇談会冒頭に教頭先生が、今日で教育実習が終わったと報告されました。この高校は私立ですが某教育大付属高校の流れを汲んでいて、教育実習生が割と多く来るようです。私自身2年間通った日本の高校は教育大付属だったので、実習生さんの苦労が目に浮かぶようでした。付属の生徒って実習慣れしていて、どうすれば実習生が困るか知り尽くしていて、いかにからかうかに情熱を燃やしたりするんです。

それで教頭先生は教員を目指す実習生に送る言葉として、教員の心構えを「あいうえお」にまとめて伝えたそうです。

あ:あなどらない
い:いとわない
う:うそをつかない
え:笑みを忘れない
お:おもねらない

「あなどらない」は、今はアホなことばかりしている生徒であっても、将来はすばらしい人間になっているかもしれないということを忘れるなということ。「笑みを忘れない」は、生徒とのコミュニケーションを取る上で、いつもしかめつらをしている先生よりはほがらかな先生の方がうまくいくそうです(当たり前みたいですが、つい尊大に構えがちなのかもしれませんね)。一方で「おもねらない」とあるように、コミュニケーションをとることと、生徒と迎合することとは全く別で、後者は厳に慎むべきとのことでした。

私自身も教員なのですが、いまのところ上記はOKかなぁと思いました。