生き物調査っておもしろい!花室川と高校生と環境教育

自宅から最も近い県立高校である竹園高校では、生徒さん達が17年間毎月、学校近くを流れる花室川の生物調査を続けて来ました。その間、ハグロトンボと沈水植物の関係、ヨシノボリの異常固体出現、オオカナダモの枯死など様々な現象を追跡し、その成果は日本学生科学賞全国大会や日本動物学会、植物生理学会などで発表されました。環境省水・大気局から「水・土壌保全活動功労者」表彰を受け、NHKニュートンからも取材をうけた生徒さん達って、よほどの理科好きの集まりと思いきや、何と、保健委員会の活動として、養護教諭の先生が顧問となって続けられてきたのでした。
長くて2年の保健委員の生徒さん達が代々受け継いで発展してきた花室川での生き物調査を丸ごと紹介した本書から、学校での環境教育はどうあるべきか、様々なヒントが見つかると思います。

生き物調査っておもしろい!―花室川と高校生と環境教育

生き物調査っておもしろい!―花室川と高校生と環境教育