化学物質問題市民研究会のニュースレター「ピコ通信」135号に、化学物質過敏症が病名登録された記念シンポジウムの内容が紹介されていました。その中から、パネルディスカッションの一部を抜粋します。
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体に入る量は、食べ物は水を含み1 日2 キロくらい。空気は安静時で14 キロ、活動時は20 キロ〜30 キロにもなる。化学物質は食べ物から摂取する量よりも、空気からのほうがよほど多い。また、食べ物での摂取は腸で吸収した後、肝臓で解毒されて血液に入る。肺からの摂取は直接血液に入って全身に回る。空気中の汚染をどうやって減らしていくかということは、ひじょうに大事なことだ。そのために、化学物質過敏症をもっと知ってもらうことが必要だと思う。
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富栄養化湖沼を水道水源としている地域、たとえば霞ヶ浦が水源になっている地域では、消毒に使われる塩素が溶存有機物と反応してトリハロメタンが発生します。そのトリハロメタンは揮発性有機化合物なので、浴槽から容易に気体になって浴室に立ちこめます。塩素やこれらトリハロメタンは、一部の化学物質過敏症の方には、症状を悪化させます。では、生まれたときからこういう水の浴室でトリハロメタンを肺から摂取したら?
関連して、11月25日に放映されたNHK「ためしてガッテン」では、原因不明の肺がんが急増しているとの内容でした。そして「ガッテン」が提案した原因は「空気」
下記はhttp://www.nhk.or.jp/gatten/にある「過去の放送」の印刷バージョンからの引用です。
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わたし達が何気なく吸っている空気には、化学物質などさまざまな有害な物質が含まれています。
これらを大量に浴びると、肺胞マクロファージは、武器である活性酸素をめちゃくちゃに出し始めると考えられています。
さらには・・・
自分の出した活性酸素で肺胞マクロファージ自身が死んでしまうことも!
その結果肺胞マクロファージは、まわりの健康な細胞の遺伝子を壊してしまいます。
そして傷つけられた健康な細胞は・・・
結果としてがん細胞になってしまうことがあるんです!
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再び、ピコ通信からの引用。
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ホームセンターで鼻水が止まらなくなる子、家具屋で頭が痛くなって外に出る子、新車にしたら窓を開けないと乗れない子、油性ペンで気分が悪くなる子、プールの塩素消毒施設の傍を通ると咳き込む子(全部別の子)が私の知っているだけでも、学年50 名くらいの中で、これだけいる。これらの症状はすべて、発症者が思い当たる症状だ。
今では化学物質過敏症という言葉は知らない人はいないくらい浸透してきた、しかし、特別な、稀な病気と考えている人がほとんどなので、わが子の症状と結びつかない。そして、有害なものを使い続けているという状況がある。
発症者が増えてから認知されるのでは、遅過ぎる、重症者が増える前に、みんなが気をつけて有害なものを排除できるように、化学物質過敏症 に関する正しい知識を広めることが大事だ。
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追伸:ピコ通信、いつものように私の部屋の扉貼っておきます(月曜午後になります)。