参考書13「科学者のための英文手紙の書き方」

このブログでは、陸水研で学ぶ上で最低限読んでおいてほしい本を紹介しています。左上にある検索欄で「参考書」で検索すると、「参考書」と「参考書+数字」の2種類のタイトルがでてきます。数字付きのは、特に読んでほしいものです。
昨日に続き、国際誌投稿に関する注意点を兼ねての紹介です。
論文を英語で書いて投稿して、査読が返ってきてそれに答えてという作業。最近は直接ジャーナルの投稿ページにアップすることが多くなったとは言え、それでもかつてカバーレターと言われていたものに相当する内容をどこかで書く必要があります。その際、査読していただいたことについて、一言もお礼を書かずに、いきなり言い訳ばかり書くのは、やはり心証を悪くすると思います
ということで、論文を投稿するとき、査読された論文を訂正して再投稿するときは、事前にこの本を読むようにして下さい。シチュエーションに応じた文例集です。私が持っているのは1991年の15刷ですが、現在も内容はほとんど変わっていないということは、お作法として書く文章は、日本語の「拝啓、敬具」「拝復、敬答」が変わらないのと同等なのかもしれません。ただし最近の情勢に合わせてメールやファックスでの文例が追加されています。

科学者のための英文手紙の書き方

科学者のための英文手紙の書き方