昨年に引き続き、今年度も手賀沼のハスが水質に与える影響を調べることになりました。
昨日は島根大学OBのS様にお越しいただき、現場で硫化水素を測定する方法を教えていただきました。暑い中、一日ありがとうございました。
夏季のハス帯は明らかに硫化物臭がしていたのですが、抽水葉が出る前の今の時期はどうか、マコモ帯やヨシ帯ではどうかなど、今年度は柱状堆積物を採取して検討します。
昨年の浮葉期の調査は今年より1週間ほど早かっただけの違いなのですが、なぜか今年はハスの浮葉にゼリー状の卵塊がついていました。魚が生み付けたのかとY君が水槽にいれて様子を見ていたところ、ユスリカ幼虫がふ化したとのことでした。
導水前はほとんどアオコだった植物プランクトンが今は珪藻ばっかりとか、ミジンコが非常に少ないとか、私たちにとって手賀沼は、あれ?と思うことがとても多い湖です。大学から車で30分でこれますから、秩父演習林黒石試験地同様、ここも研究室テーマとして、10年くらいかけて何かの解明に取り組んでもいいかもしれません。