ヒシとアオコの共存 −湖山池

鳥取県の湖山池に行きました。ここでは戦前からヒシがあったようですが、富栄養化とともに繁茂域を拡大し、今ではご覧の通りです。

霞ヶ浦ではアサザ基金という団体が「湖をアサザの花畑に」と指導しているようですが(例えば2010年11月16日記事)、本当にそうなったらこういう光景が広がり、湖山池や諏訪湖のように生態系にも生活にも弊害を与えることになると想像されます。
下記は諏訪湖のヒシ繁茂を解説した記事へのリンクです。
http://mainichi.jp/life/ecology/area/nagano/news/20110618ddlk20040004000c.html
注目したいのは、諏訪湖では水質が回復する途上で、アオコからヒシに交代したと考えられていることです。また、例えば手賀沼では水質が悪化するとともにアオコが増え、沈水植物→浮葉植物(ヒシはこの仲間)の順で消滅しました。諏訪湖はこの逆が起こったと解釈していました。
しかし湖山池ではヒシとアオコが共存していて、アオコがでるとヒシが覆っていないところがアオコで黄緑のペンキのような感じになります(「湖山池 アオコ」で検索すると画像がヒットします)。鳥取市の方によると、ある年にはこのアオコが枯れた時に白化して、白いペンキを流したような状況になったそうです(そんな話、初めて聞きました)。湖沼の栄養状態と水生植物の関係については、まだまだ検討を要するようです。
ちなみに、湖山池にはハスもあったのですが、手賀沼のように抽水植物を駆逐する感じではありませんでした。