9月20日に公開シンポジウム「地域を見る目、地球を見る目〜環境を科学する地理学のココロ〜」が開催されます。詳細は以下です。陸水研M2はあいにく陸水学会が重なったので参加はむずかしいと思いますが、M1はよろしければどうぞ。
講演1の演者のお名前、陸水研メンバーはどっかで聞いたことがありますね。
講演3の大村先生は東大地理のご出身です。ポスターにあるGlacer Gate?は7月2日にご紹介したクライメートゲート事件をもじっていますね。
公開シンポジウム「地域を見る目、地球を見る目〜環境を科学する地理学のココロ〜」
シンポジウムのねらい:
地理情報システム(GIS)は、行政で、企業で、研究・教育で、そして生活で、ますます身近なものになっています。
地理学は、GISを発達させました。同時に、基礎的・応用的研究に、GISをツールとして活用してきました。
これからますます、地理学とGISとが一体的に発展してゆくでしょう。
地理学は、地域の科学です。また、環境の科学でもあります。
環境を調査し、記録し、分析し、環境の保全とよりよい環境の創造のために科学的な提案をすることも、地理学の重要な使命の一つです。
地理学は、科学的な方法論とともに、データの質を重視します。
質の高いデータが、質の高い研究成果を生みます。
本当に人々や社会の役に立つ業績は、質の高いデータから生まれるともいえましょう。
GISでは、データの質が本質的に重要です。
GISのスマートさに隠れて、誤ったデータや質の悪いデータが見過ごされると、社会に大きな弊害がもたらされます。
データの質の吟味は、常に必要です。
このシンポジウムでは、環境問題に焦点を絞りながら、GISにおけるデータの意味を問います。
グローバルな環境問題、地域に密着した環境問題、それらに共通するもの、そしてそれらの中で活用されるデータ。
研究、行政の第一線で活躍する研究者や専門家とともに考えましょう。
開催日時:2010年9月20日(祝)10:00〜12:30
会 場:パシフィコ横浜アネックスホールF206
講演内容:
講演1:田林 明(日本地理学会会長/筑波大学教授)「地理学からの地球と地域の見方」
講演2:石原 肇(東京都環境局環境都市づくり課長)「東京都の気候変動対策―Grenne Building Programの取り組み」
講演3:大村 纂(国際雪氷学会前会長/スイス国立工科大学教授)「データが振りまわす地球温暖化論争」
コメンテータ :村山祐司(日本地理学会理事・企画専門委員長/筑波大学教授)
コーディネータ:野々村邦夫(日本地理学会企画専門委員/(財)日本地図センター理事長)
G空間EXPOの詳細については下記のホームページをご覧ください。
http://www.g-expo.jp/index.html