プラスチックリサイクルがもたらした公害を巡る裁判

廃プラ処理による公害から健康と環境を守る会」が発行している「廃プラウォッチングニュース」59号が届きました。新領域創成科学研究科からは柳沢先生と私のコメントが掲載されています。
大阪府寝屋川市の住宅地に近接して、廃プラスチックリサイクル処理施設が、住民の反対を押し切って建設されました。その稼働後、住民の方々にシックハウス症候群類似の症状(眼、鼻、喉、呼吸器などの粘膜刺激症状や皮膚症状など)が集団発生しました。廃プラスチックリサイクル処理施設との因果関係を巡って、1月25日の控訴審判決待ちの状態です。
この公害病については、9月3日記事7月4日記事で詳しくご紹介しました。
守る会のリンクに、なぜ裁判所に訴えているのか(http://haipura.com/news/data/saibansho_news1.pdf)、どのような症状がでているのか(http://haipura.com/news/data/saibansho_news2.pdf)が簡潔にまとめられています。
下記は柳沢先生のコメントです。
「『環境対策』という呪文で思考を停止してはいけません。科学技術の進歩に望ましいものとそうでないものがあったように、「環境対策」にも望ましいものとそうでないもの、あるいは実施してもよい場所と実施してはいけない場所があります。」