Thank you, Sergey!

終わってしまえばあっという間の4ヶ月だった、クリボノゴフ先生の滞在。昨日は最終講義のあと奥様もお招きして、お別れランチ会を開きました。M2にとっては、海外からのお客様との最後のパーティーです。この学年は昨年1月のNewton博士、4月のFortes博士、そして今回のKrivonogov博士と、外国人研究者を一番多くお招きした1年を過ごしました。英語への免疫、多少はつきましたか?
M1はK君が植物化石分析を、H君がコア採取についてご指導いただきました。私の方はベロエ湖論文完成に向けての議論、チェニー湖試料の分析に向けての打ち合わせ、アラル海プロジェクト立ち上げ可能性の相談などを進めることができました。
加えてクリボノゴフ先生には計6回講義を行っていただきました。下記が日付とタイトルです。
陸水研のNASに講義資料をアップしておきました。特に柱状試料を使って修論を進める学生さんには参考になると思います。
2010年11月2日:GIS and remote sensing: Basics and applications for Environmental Geology
2010年11月26日:The Aral Sea: Background of a modern environmental disaster
2010年12月14日:Methods for paleoenvironmental studies of lacustrine sediments
2010年12月22日:Plant macrofossil analysis: method and application for paleoenvironment reconstruction
2011年1月25日:International projects for environmental changes
2011年2月10日:Famous paleoenvironmentally studied lakes: a worldwide overview

追伸パーティーの後、滞在されているロッジの清掃見積もりに立ち会いました。国際室担当の方も、清掃会社の方も一様に「こんなにきれいなのは初めて」「入居前よりきれい」と驚いていました。奥様に聞いたら、彼女も地学の研究者なのですが、これまで何度か長期滞在で利用した東京工業大学のロッジは業者ではなく利用者が清掃することになっていて、退去時の清掃法が英語でマニュアルになっているそうです。どういう所はどういうスポンジ・ブラシを使って、どこのどういう界面活性剤を使って、どう清掃するかが詳細に書かれていて、その通りにすればこれくらい綺麗になるのだそうです。そのマニュアル、年末の大掃除の頃に出版すればベストセラーになるんじゃないかと思いました。