ゴールデンウィーク分析講習会、無事終了

3年目を迎えたゴールデンウィーク分析講習会、今年もOBのT君にイオンクロの講習をお願いし、本日終了しました。お疲れ様でした。

陸水研も5年目を迎え、研究室としての体制がすっかり整った気がします。この4年間の研究室のできごとを思い返すと、

1年目:前任者から修士1年2名、修士2年4名、博士3年1名、博士4年1名を引き継ぐ。T君から継母と言われつつ、彼らの仕事の理解と指導に努める。学生に対する安全管理や実験室のあり方にカルチャーショック。陸水学実習フィールドは宍塚大池。

2年目:地学系の動態ゼミから陸水ゼミを独立。T君、陸水研初の学位取得。荷さばき室を野外調査機器庫に整備。TN計、TOC計、インキュベーター導入。秩父演習林に10年間何してもよい区画を借り受け。I君のバスとザリガニの研究、河川環境管理財団の優秀成果となる(これが陸水研=ザリガニ研との誤解を生んだきっかけかも。。。)。陸水学実習フィールドは秩父一帯。

3年目:修士1年が実質5名。GW分析講習スタート。Oさんを中心に実験室の整備に着手。SUICAで解錠する試薬庫とICP-MSを導入。ジョイントシンポジウム開催をきっかけに、週1回秘書さんに来てもらうようになる。H君陸水学会優秀ポスター賞、Kさん修論が研究科長賞。陸水学実習フィールドは秩父演習林。

4年目:水資源環境セミナー開始、水資源環境技術研究所設立に向けての活動も始める。環境安全委員長になり、教員になって以来の懸案だった、新領域全ての建物にAED設置を実現。フォルテス博士とクリボノゴフ博士を招聘。H君学位取得。Cさん生態学会優秀ポスター賞、A君陸水学会優秀ポスター賞。陸水学実習フィールドは手賀沼

何もしないうちに時間だけが過ぎていったような気がしていましたが、書き出してみると結構いろいろやってました。5年目の今年の優先事項は、T君などOBに頼らなくても運営できる研究室体制に整えることかと思っています。

追伸
「用水と廃水」5月号の「今月の話題」に私の文章が載りました。上記でも書いた「水資源環境技術研究所」のアイディアについて、ここ10年考えてきたことをさらっと紹介しました。ご感想教えて下さい。今後の参考にしたいと思います。