オクラの嫌地(=連作障害)

我が家の家庭菜園の夏野菜は、ナス、地這キュウリ、シシトウ、ミニトマトとオクラ。
狭い庭で毎年同じものを作ると連作障害が問題になるので、ナスは接ぎ木苗を使い、シシトウは植える場所を変えて対処してきました。連作障害を起こしやすいとして必ず列挙されるトマトは、我が家では不思議なことに、毎年同じ場所に植えても大丈夫。ある年、前年植えていたところから自然に生えているものを育てたら前年以上においしい実がたくさんなったことから気づいたものです。
今年は、ここで野菜作りを始めて11年目にして初めての異変が起こりました。失敗したことがないオクラなのに、植えた苗が日に日に弱って、とうとう枯れてしまったのです。何でだろうと調べて初めて、実はオクラも連作障害を起こすことが分かりました。今まで平気だったのになぜ?
連作障害の原因としてWikipediaには
・土壌中の微量元素のアンバランス
・塩害
・土壌病害
・虫害
・いや地物質の蓄積
がありました。長年のうちに、原因が蓄積したのかもしれません。とりあえず新しい苗を今までオクラを植えたことがなかった場所に植えて様子を見ることにしました。
庭では必ず、毎年違ったことが起こります。今年は菜の花が咲くのがかなり遅かったのに、以前に同様に遅かった頃と違ってアブラムシの被害が全くありませんでした。庭の作物というかなり人工的な環境であっても、生き物どうしのつながりは長期的にきちんと観察する必要があることを示しているようです。