謎の鎌倉観測所

案の定というか、一般市民からは下記ブログのように「謎の鎌倉観測所」と投稿されている東京大学理学部附属地殻化学実験施設鎌倉観測所。ふつ〜の戸建て住宅の中にひっそりとたたずむ白い鉄筋。中には誰も住んでいる気配もない。。。
http://miyatak.iza.ne.jp/blog/entry/628489/
建物の中には100mと500mの井戸があります。井戸といっても化学分析をする水を採水する目的なので、その深さ以外の水は入らない、そして採水部まで気密性が保たれています。採水しないときも、水位観測を自動的に行っていて、そのデータはネットで本郷に送られているそうです。写真は500mの井戸です。

井戸の上の屋根は、写真のように開口部を作ってあります。井戸の奥深くまで何かをいれたいときに、天井が邪魔にならないようにという配慮です。

水資源環境について専門家が集まって基礎研究から技術開発を行う研究所、そこに行けば水の問題について相談できると、日本人なら誰でもそう思うような研究所を作るのが私の夢のひとつです。それで「水資源環境研究所」構想として話し回り、大学ではセミナーを開いています。そのセミナーの実習としてここを拠点にできないかということで、環境系のT先生が見学に誘ってくださったのでした。
こんなシチュエーション滅多にないので、じっくり検討しようと思います。