表記の本、初版1月20日付で出版になりました。アマゾンでの発売は明日からのようです。
出版元の東大出版会のホームページでは下記のように紹介されています。
「私たちにとって最も重要な資源である水.近年,気候変動に伴う渇水,集中豪雨の増加,世界の人口増加など,さまざまな水のリスクに対する対応が求められる時代になった.本書は,最新の研究成果を踏まえ,水をあらゆる角度から俯瞰し,持続可能な社会のための水システムを考察する.」
講義のテープ起こしを土台として口語体の文章になっているので、一般の方にも読みやすいと思います。
全体の構成は下記です。
第1講 水の特性から水問題まで(古米弘明)
第2講 水資源の管理と地下水・地下環境(徳永朋祥)
第3講 世界の水問題・水ビジネス(沖 大幹)
第4講 森林は緑のダム(恩田裕一)
第6講 水と衛生,水のリスク(片山浩之)
第7講 安全な水――安全な水供給(滝沢 智)
第8講 再利用――水の再利用(田中宏明)
第9講 上下水道――上下水道の経営システム(佐藤裕弥)
第10講 雨水管理――雨水管理のスマート化(古米弘明)
私は下記を担当しました。
第5講 水資源環境の持続的利用と生態系の保全(山室真澄)
1 「公害列島だったころの日本の水環境
2 水環境における二つの「汚濁」
3 水質浄化とは?
4 なぜ昔は植物である水草が有機汚濁を起こさなかったのか?
5 有機物の有毒化
6 空から降ってくる窒素・リン
7 人工化学物質の塩素処理
8 飲用水はどれくらい必要か?
9 水から考えるレジリエント・ジャパン
10 水資源環境技術研究所
- 作者: 古米弘明,片山浩之
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2017/01/26
- メディア: 単行本
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