アサザ基金の子供だまし

NPO法人アサザ基金は、私の子供が小学生だった2000年頃は、流域の子供達に添付のチラシを配っていました。
アサザには湖の波を消す力や水をきれいにする力があります。波が消えるとそこには、砂がしぜんにたまります。アサザがあるとだんだん底が浅くなって、そのうち砂浜やアシ原がうまれます。」
子ども向けチラし.pdf 直
娘はこういった情報に操作され、私に言ったものでした。
「お母さん、バカだね。20年も宍道湖の研究しても水きれいにならないなんて。アサザを植えればいいんだよ。」
アサザ基金がどう言いつくろおうとも、霞ヶ浦流域で彼らが「アサザを植えれば霞ヶ浦の水質がよくなる」と主張し、子供達を洗脳していたのは事実です。「アサザがあると砂がたまる」とのデタラメは、今でも主張しています。2002年10月20日常陽新聞記に「流域の子供たちはアサザを植えれば霞ヶ浦の水がきれいになると思っていて、戸惑うことがある。正しい知識を教えてほしい」との発言が紹介されています。
常陽新聞2002年.pdf 直
そして記事にあるように住民はアサザ植栽事業に反対していましたし、今でもアサザ基金に対して、住民には根強い反発があります。
子供だましのようなアサザ基金のウソが義務教育に侵入し、大企業から寄付を得るまでになったのはなぜか。その理由のひとつは、環境問題に関わったり発言をする方々の中に科学リテラシーがあまりに低い方がいて(例えば昨日指摘した、安富東大教授のような)、まずいことにそういう方々が、マスコミ操作や政治的な立ち回りに長けているからかもしれません。