再びアサザとアオコ?

写真は15日の北浦アサザ自生地の様子です。アオコがわいていることが分かります。
霞ヶ浦西浦では、1970年代から80年代にかけてアオコがひどくなるのと平行して沈水植物が半減、抽水植物も3割減少しました。その中で唯一、繁茂面積を倍以上増加させたのが、アサザを含む浮葉植物です。
霞ヶ浦西浦では近年、80年代ほどのアオコ発生は見られませんでした。ところが2007年以降、再びアオコが猛威をふるい始めました。5月下旬に根田のアサザ自生地でもアオコがでていたのですが、北浦でも同じ光景を見てぞっとしました。
昨日紹介したように、私が観察を始めてから、特に2007年以降、アサザが植栽地以外に拡大しています(皮肉なことに、数十億円かけて粗朶消波堤を造った植栽地の多くで全滅)。霞ヶ浦は再びアサザ(浮葉植物)とアオコが増える湖に戻りつつあるのではないか?
杞憂ならよいのですが。