環境問題を現実に解決するには科学的なデータを提示するだけでは不十分で、実際に社会に受けいれられる仕組みづくりまで検討する必要があります。しかし、解決への指針を示すことを目的としている書籍でも、理工系と文系の専門家が同じ土俵で議論して検討を重ねたものは、日本では少ないように思います。
そこで文系の立場から環境問題を研究している知人に文系・理系の双方の観点からの教科書的な書籍の出版を持ちかけ、企画書を完成させたのが2011年12月。環境問題の大御所の先生から出版社を紹介いただいたり、出版関係の知り合いに仲介を頼んだりしてきましたが、ようやく先日、仲介をお願いしたD様から、某出版社で引き受けてくれるとの連絡をいただきました。石の上にも3年で交渉し続けてくれたD様に感謝!です。
2013年4月に「貧酸素水塊」、2014年2月に「中海宍道湖の科学」と1年ペースで本を出してきたので、1,2年を目処に出せればいいなぁと思います。