シャジクモの特集号が発刊されました

Aquatic Botany 誌の特別号として、 「Charophytes and their environmental impact: past records and modern status' (Aquat. Bot. 120A: 1-150)」がオンライン出版されました。
地質時代の気候変動の復元から、シャジクモを使った水質浄化まで、シャジクモの可能性の広さを感じさせる論文集となっています。高度経済成長期以前、宍道湖はなぜ水深4m近くの湖底が見えるほど透明だったのか、この論文集からある程度理解できるのではないかと思います(今、宍道湖に生えている水草では水質浄化にはなりません。。。)。
ベロエ湖の最近5000年間の気候変動論文と似たセンスの論文があって、ベロエ湖続編は心して書かねばと思いました。一方で、湖沼の遷移とシャジクモという観点からの論文は無く、このネタはまだまだ書けそうと思いました。

下記は論文タイトル一覧です。
AQBOT_SI-cover page and content.pdf 直