知人が「ベルーガアジア]」を自分も使っているからと紹介してきました。この会社、ネットで検索すると「詐欺」との情報が多いのですが、知人は「詐欺だとするサイト自体が、別の詐欺教材を売り込んでいる。」と信用していました。それで科学的に(=データとロジカルシンキング)実態を検討するべく、ベルーガとやりとりしてみました。
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ベルーガの口座開設手続きは、住所や職業などをネットで送るだけでした。次にトレードシステム代金(私の場合はEdison IIIという名称でした)をベルーガに振り込みます。
そうするとトレードシステムを運用する証券会社として下記から選ぶよう、ベルーガからメールが届きます。
1) World forex /ワールドフォレックス
2) Direct trading securities/ダイレクトトレーディングセキュリティーズ
3) FX bright/エフエックスブライト
4) Trading flat market/トレーディングフラットマーケット
5) Mono fx/モノエフエックス
6) Natural forex/ナチュラルフォレックス
7) Burnex forex/バーネックスフォレックス
2)と4)以外はトップページの下にあるリスクの説明が全く同じ文章でした。同一人物が架空に作ったページではないかと思いましたが、「怪しい」だけでは知人を説得できないのでさらに取り引きを進めるべく、日本の証券会社から送金できると書いてあった会社を選びました。するとベルーガの担当者から、「今回のシステムはトレーディングフラットマーケットでしか運用できません。」とのメールが来ました。知人もこの会社を勧められ、口座を開設していました。
トレーディングフラットマーケットの口座開設ではメールで氏名・年齢などを送るとともに、本人確認書類として運転免許証、現住所の証明書として公共料金の領収書のスキャンデータを送るように指示されました。そうしたところ口座開設通知が来て、下記に送金しろとありました。
・口座名義: IACCOUNT SERVICES (HK) LIMITED
・口座名義人住所: Room501, 5/F, Workingport Commercial Building,3 Hau Fook Street,Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong
・口座名義人国: HONG KONG
・口座番号: OSA90000088020100
ネット情報によると、2)の Direct trading securitiesを選んだ方も、送金先口座名義と口座番号が上記と同じでした。異なる証券会社が同じ口座を共有するはずはありません。これらの証券会社は架空で、すべての資金はベルーガに流れている疑いが浮上しました。
極めつけはメールに添付されていた下記の文書でした。
Trader’s architect Limited Power of Attorney_N3407.pdf
英語が滅茶苦茶なだけでなく「Trading frat market」と、flatとfratが混ざっています。常識的に、自社の名前を間違うはずはありません。これで証拠は十分だったので、選択できるはずの証券会社の選択権が与えられなかったことを理由に、システム代金を返してもらいました。そして知人には「出金手続きをしてみたら?」と勧めました。案の定、1ヶ月経っても、知人はまだ出金できません。
明日はネット情報を解析して、ベルーガアジアの実態を検証します。