諏訪湖ヒシ調査、NHKで報道されました

昨日ご紹介した諏訪湖のヒシ調査、NHKで報道されました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1013872951.html?t=1439039924440
「湖の中だけに原因を求めるのではなく、周辺の土地利用や河川改修など、流域全体で諏訪湖がどう変わってきたかを踏まえ、対策を考えることが必要だ」の真意は、8月7日記事に書いたような川までヒシが入り込んでいる状況などを指しています。
動画では湖底を泳ぎ回って生き物を探しているところは出ていませんが、両手で湖底表面を探りながら二枚貝を探していました。その結果、沈水植物が残っている砂場には下記のように多様な生物が最終できました。セキショウモがあるのにはびっくりしました。

一方でイシガイは大きいのしかおらず、再生産ができていないという、相当深刻な状況を示しています。霞ヶ浦同様、タナゴ類も消滅してしまいます。
調査方法が悪くて小さいのが取れないのではないことは、カワニナが取れていることから分かります。私のこれまでの経験では、貝類の有無を調べるのは、潜水手触り方が最も確実です。