東京大学農学部教授だった本多静六先生は25歳のときに、「40歳までに独立自尊の生活が可能な資産を築き上げる」計画を立てたそうです。病気になろうが仕事を首になろうが、生活に困らないだけの資産を持つということです。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~zuiun/207jinsei-keikaku.html
私の場合、37歳で脳脊髄液減少症になって職を失う可能性に直面して、たとえ寝たきりになっても稼げる方法を見つけました。そして、少しでも回復したら、研究だけでなく資産運用も本気で取り組もうと決めました。
その3年後の40歳で生態学琵琶湖賞を受賞して、まとまった資金を得ました。また47歳で大学に移る際に前職から出た退職金も合わせて運用した結果、数年前くらいからクビになっても生活には困らないくらいにはなりました。
本多静六先生のような偉大な先達を輩する本学で、学生の精神や環境を破壊する行為を隠蔽し、適切な対処を求める声を誹謗中傷と断じるなど、言語道断です。2014年3月に始まった本件を巡る専攻基幹教授達との対立ですが、来年早々には新たな展開になる予定です。本多先生の教えに習って、組織が間違ったことをしていたらクビを覚悟で異を唱えるだけの資産を形成していて、本当に良かったと思います。
サラリーマンをしていたら、同様な理不尽に合わないとは言い切れません。40歳までの蓄財は、人生80年として、残りの40年を自分らしく生きるために必要不可欠と実感します。
(追伸)
私と対立している専攻基幹教授の多くが本多静六先生の後輩にあたる林学出身というのは、ブラックジョークとしか言えません。。。