トラックを凶器にしたテロ

フランスのニースで、トラックで80人以上を殺害したテロが発生しました。「走る凶器」と言われ続けながら、交通殺人での集団訴訟とか製造物責任を問うような訴訟などがなかったがために、車が抱える致命的な欠点を放置し続けてきた結果だと思いました。運転者が十分な技能を有し、法令を遵守した運転を行うという前提が崩れると、容易に凶器になるという欠点です。
このように運転者任せにするのではなく、全ての車にセンサーと自動制御装置をつけ、また道路にも発信器などを整備して、例えば歩行者天国付近に近づいた車は強制的にロックがかかるようにするとか、通学路では時速30km以上出ないようにするなどは、やろうと思えば普及できる技術だと思います。
文字通り車が「走る凶器」となったこの事件だけでなく、つい先日も通学中の児童に意図的に車を突っ込ませた事件が日本でもありましたし、秋葉原での事件もありました。もし日本が先行して車が走る凶器にならない抜本的な対策を官民挙げて開発すれば、世界に普及するんじゃないかと思います。