K君、4月から他大学に出ます!

OBのK君から、他大学での学術研究員に内定したと連絡がありました。
2015年10月だったかに会社を辞めて学位取得に専念したいと相談があり、12月から陸水研に出戻り。その当時、所属する自然環境学専攻は私に学生指導させない、講義させないなどのオトナノイジメを続けていたため、専門が近い他大学の先生に論文博士の指導をお願いし、2016年9月に見事、理学博士を取得しました。そのときには「この専攻で『環境学博士』とっても、理学博士じゃないとダメって私大もあるから、かえって良かったかも。」と話していたのですが、本当にそうでした。会社やめてから15ヶ月で学位を取って、任期つきながら職を得たのは快挙です。おめでとう!
(追伸)
K君が任期つきながら職を得たことで、陸水研出身の学位取得者4名(修士卒のA君と今回のK君、私が主査で学位出したH君とT君)は全員、研究職に残っています。専攻の他の研究室は、これほどの確率では研究職に残れていないようです。その原因は、ハラスメントを受けた学生のケアや再発防止より、ハラスメントを起こした教員の復職を優先させ隠蔽を図るような、専攻教員の考え方に起因するように思います。2016年10月14日記事にも書いたように、この専攻では私が知っているだけでも2007年から2013年までに2名が女子学生に対するセクハラで処分を受け、1名が入試漏洩で処分されましたが、露見したきっかけは学生に対するセクハラであると聞いています。同記事で記した教員も加えれば、短い期間に4名もの教員が学生にハラスメントを行って来たことになります。しかし明らかにセクハラが発生していた事例についても再発防止策を検討したことは全く無く、私が見かねて内部告発した教員については、その事実さえ隠蔽し、告発した私に対して裁判所から和解勧告が出るまで不当なイジメをし続けてきたのです。
こういった例もあるので、博士まで進学を考えている若手の方は、その教員の卒業生が博士取得後研究職にどれくらい残っているのか、確かめた方がよいと思います。残っている確率が少ない場合、学生の努力不足というよりは、指導教員の力量と配慮不足です。