なぜ現役の時から資産運用を始めるべきなのか?

46歳で産総研から東大に移ったとき、いったん産総研を退職しなければなりませんでした。この時の退職金が年間給与より低く、東大の退職金はもっと少ないことが明らかだったので、この年から資産運用を始めています。結果的にはそれがよかったと今では思っています。
なぜ働き盛りの40代半ばから資産運用した方がよいのか、資産運用のプロの方の下記ブログの最近の記事からコピペしてまとめてみました。特に日本の女性研究者は(男社会で勝ち残っただけあって)頭が良いだけで無く、慎重でリスクを取らない方が多いように見えるのですが、それがリスクになる可能性も考えた方がよいと思われます。
また、年金があてにできない今の日本ですから、20代の若手研究者は、今のうちから資産運用始めた方が無難かもしれませんね。
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日本の雇用制度では、60歳から65歳になると定年退職するのが標準。もし、定年後仕事をしないとすると、残りの40年の人生を年金だけで賄っていくことになり、これは現実的ではない。年金の支給額は大きく伸びる事はなく、インフレになれば実質的な年金受取額は減る。
自分で働いて稼ぐのには肉体的な限界もあるとなると、早いうちからお金に稼いでもらう仕組みをしっかり作っていくことが必須になってくる。
資産運用とは実際にやってみないとわからないことがたくさんある。理論を学んでも実際に始めてみると想定外のことが色々起こる。その経験から更に成長していくことで、将来の大きな財産が得られる。
現在のように変化が激しい時代は、過去の経験の延長線上から未来を判断しても正しい答えは得られない。それよりも、新しい環境を柔軟に受け入れ、「走りながら考える」方がうまくいく可能性が圧倒的に高まる。
頭の良い人、ロジカルな人ほど、過去の経験や情報に囚われて、やらない言い訳を考えて、チャンスを逃す。
資産運用にはリスクがつきもので、リスクのないところにリターンはない。大切なのは自分のリスク許容度を知り、その中でまず始めてみること。リスクは一般に過大評価される傾向があり、実際にやってみると自分が思うほど大したリスクではない。また若い間に小さな失敗をするのであれば致命傷にはならず、撤退してまた別のチャンスを探せば良い。
無謀なリスクは論外だが、自分に合ったリスクを早く取った人の方がきっとうまくいく。これは投資だけに限らない、人生の大原則ではないか。