深刻ないじめの対処は貴乃花親方のやり方が正解

日馬富士関の暴行問題への貴乃花親方の対処、特に貴ノ岩に対する相撲協会の聴取を拒否し続けることについて賛否両論がありますが、警察という第三者に任せ、その結果が出るまでは協会の聴取に応じないというやり方は正解だと思います。
正解というのは、被害者の立場であったなら、ということです。
不正があったときの組織というものは、それが深刻であればあるほど、たいしたことがなかったことにしたいと隠蔽に傾くのが常です。アカデミズムの最たる東大でもそうだと自身が巻き込まれるまで用心していなかった私がおバカさんであって、貴乃花親方は現実を冷静に合理的に分析して行動できる能力に長けた、すぐれた方だと感心しました。
大学で不正を見た、不正にあった学生さんは、それが本当に深刻で刑事事件に相当することであれば、決して学内の窓口に相談せず、貴乃花親方のように、まずは警察に相談しましょう。もちろん可能な限り、音声や画像データを残すようにしましょう(私も音声記録を持っているので、専攻・大学側も名誉毀損などで訴えることができないのだと思います)。