若手研究者や学生が組織的なアカハラに立ち向かうための技術

昨日紹介した東北大での論文不正疑惑を報道した新聞記事で、滋賀県立大の原田英美子准教授が「生活のために若手が不正に手を染めざるを得なくなる。不正の悪影響が次世代にまで及ぶ。」と指摘していました。

原田准教授が所属する滋賀県立大では、院生がトップダウン型のブラック研究室に採用されないように、研究倫理教育において「研究不正にはどのようなやり口があるのか」「不正を告発してアカハラを受けたらどのように対処するべきか」を指南しているそうです。下記リンクのPDFの101ページに内容が紹介されています。
http://www.jsa.gr.jp/commitee/kenri1612harada.pdf
私が所属する自然環境学専攻でも、教授達の関心時は若手の将来を開くことよりも、自身の安泰な地位の保持のようです(例えば私の学生が自然環境学専攻の教授によってどういう仕打ちを受けたか、5月4日記事をご覧ください)。学部のうちはともかく、研究職を目指すかもしれない修士以上に進学を考えている方は、裏情報もよく探して、少しでもブラックな噂がある研究室・専攻には進学しないことが賢明でしょう。