前期日程試験終了

心配された雪も降らず、本郷での前期日程試験が無事終了しました。花粉症で目をこすったり鼻をかむ生徒さんもほとんどおらず、全力が出せたのではないかと思います。
一方で、おそらく1年以上、この日の為に受験勉強にいそしんできた生徒さんを見る度に、知的好奇心旺盛で伸び盛りのこの時期に、受験勉強せざるを得ない状況はいかがなものかと思います。
私自身は東大入試を高2で受けたので、部活や自治体活動に忙しく受験勉強はほとんどしてません(塾も予備校も全く行かず)。
当時でもこれは例外だったと思いますが、一方でアメリカで卒業した高校の友達は、ハーバードやMITなどに、全く受験勉強なんてしないで進学してました。
受験勉強どころか、授業も選択制なので、私の友達は類は友で、物理はとらずに生物とって、一緒に猫の解剖してました。
楽しいことだけ学んで、それをもっとやりたいと思って進学するのと、マークシートのテクニックを向上させないと足切りで二次試験にも行けないのとでは、その後の人生観に大きな影響を与えるような気がしてなりません。
2020年度に向けて大学入試改革が検討されていますが、根本的な発想が違うように思います。